マイナンバーカードによる本人確認、国の電子申請基盤「ぴったりサービス」、マイナポータルの情報連携、デジタル受給者証(PMH)——国が整備する標準の仕組みを組み合わせ、患者が普段使っているデジタル難病手帳「Rare's Smile」から、そのままオンラインで申請できるようにします。構築費用も利用料も、かかりません。
患者本人が申請・同意した範囲だけを扱います。自治体が住民情報を取り込む設計ではありません。
難病医療費助成は、原則として毎年の更新が必要です。紙の申請書、窓口・郵送への集中、添付書類の不足確認、不備連絡の往復、臨床調査個人票(医師の診断書にあたる書類)の目視確認——それぞれが毎年の大きな負担になっています。そして電子化を検討しても、構築費用が高く、効果が見えにくい。そんな声を多く伺います。
「無料」と聞くと、かえって不安になるかもしれません。仕組みを正直にご説明します。
Rare's Smileは、難病当事者が立ち上げた、患者のためのデジタル難病手帳です。当社の事業は、このアプリを使う患者が増え、患者本人が明示的に同意した場合に限り、その療養データが研究機関・製薬企業の研究開発に活かされることで成り立っています。
だから、電子申請と自治体コンソールは、自治体・患者の双方に無料で提供できます。導入時の構築費用も、月々の利用料もかかりません。
独自の受付システムを一から作るのではなく、デジタル庁・厚生労働省が示すオンライン申請の方式に沿って、国の標準の部品の上に実装しています。国の方針に反する構成ではなく、国側の仕組みが進展すれば、その恩恵をそのまま受けられます。本ページの内容は、開発中の構想を含みます。国の利用手続きを進めるとともに、自治体のご担当者から業務の実情・ご要件を伺い、現場に合う形へ最適化していきます。
患者アプリで稼働済みの本人確認(公的個人認証)。本人確認と電子署名を済ませた申請だけが届き、なりすましの心配がありません。
国指定の電子申請基盤(マイナポータル)を経由する提出を想定。正式な受領は従来どおり、国のマイナポータル申請管理で行われる構成です。
健康保険資格・課税情報など、申請に必要な情報を本人同意のもとで取得し、添付書類の省略を目指します。
国が進める医療費助成のデジタル化基盤。デジタル受給者証・自己負担上限額管理票の実現を目指す構想です(下の「仕組み」に構想図)。
※マイナンバーカード認証は Rare's Smile で提供中です。第1弾は開発中、第2弾・第3弾は構想・計画段階です。提供時期・提供範囲は、国の審査・各自治体との協議の状況により変わります。
第1弾で想定している流れです。正式な受領・審査・認定の流れは変えず、その前後にある「患者の申請準備」と「職員の確認作業」を軽くします。
自治体からのお知らせを、対象の患者のアプリに配信できます。閲覧状況の確認も可能です。
手帳に登録済みの受給者証・臨床調査個人票などの情報から自動転記。必須項目や添付の漏れを、送信前にチェックします。
本人確認と電子署名を行い、国の「ぴったりサービス」を経由して提出する想定です。受付番号が発行されます。
正式な受領は、国のマイナポータル申請管理(デジタル庁提供)で従来どおり。あわせて自治体コンソールで、申請の状況と内容、書類の原本画像を見やすく確認できます。
審査・認定は、これまでどおり自治体職員および認定を担う機関が行います。結果は自治体から患者に通知されます。
当社側でOCR・電子化済み。記載漏れや不整合の可能性がある箇所をAIが提示し、職員はその箇所を中心に確認できます。1件ずつの目視確認の負担を大きく減らします(最終判断は職員が行います)。
申請の状況(新着・処理中・要再申請・完了)と基本情報、受給者証・臨床調査個人票・領収書などの原本画像を、申請ごとにまとめて確認。書類を探す時間がなくなります。
パスキー(生体認証等)によるログインと、誰がいつ何を閲覧したかの記録。個人情報を扱う前提の運用設計です。
登録済みの受給者証・臨床調査個人票などから自動転記。必須項目や添付の漏れを送信前にチェックするため、不備の往復が減ります。
臨床調査個人票を撮影して電子化し、読み取り内容の記載漏れ等を申請前に確認できます。
送信後は受付番号を発行。申請内容と、申請に使用した書類の記録をアプリでいつでも確認できます。
開発中の実際の画面です。表示されている氏名・住所・金額などは、すべてテスト用のダミーデータです。
この時点で、申請に必要な基礎的な条件が揃っているかを確認します。マイナンバーカードでの本人確認、受給者証・臨床調査個人票の登録と検品の状況を自動で点検し、不足があれば登録画面へ案内。紙の「提出物チェックシート」に相当する確認を、この画面が自動で行います。

マイナンバーカードから取得した氏名・生年月日・住所・申請先自治体を自動で入力します。これらの項目は患者が修正できません。受給者証から転記した項目も含め、どの情報をどこから取得したかを項目ごとにラベルで表示し、入力ミスとなりすましを仕組みで防ぎます。

軽症高額該当で申請する場合は、Rare's Smileに登録済みの領収書のデータから対象月を自動で判定し、医療費申告書の作成と対象月の領収書の添付まで自動で行います。月ごとの医療費総額と判定の根拠が一覧で確認できます(表示は見込みで、最終的な判定は自治体が行います)。

送信の直前に、マイナンバーカードの最新情報をもう一度取得し、申請内容と齟齬がないかを確認します。一致が確認できるまで、送信ボタンは有効になりません。古い情報のままの申請や、本人以外による送信を防ぎます。


送信すると受付番号が発行されます。患者側では、申請内容のサマリーと添付書類、申請のステータス(自治体の受け取り待ち、処理中など)がいつでも確認できます。「申請がどうなっているか分からない」という不安と、自治体への問い合わせを減らします。


※画面は開発中のため、実際の提供時には変わることがあります。
自治体コンソールは、国のマイナポータル申請管理(正式な受領・操作を行う画面)を置き換えるものではありません。その補佐として、届いた申請の内容と書類を職員が一目で確認するための参照画面です。
提出済み(新着)・処理中・要再申請・完了の件数と、新着の申請の一覧を表示します。この自治体に紐づく登録患者数や、お知らせの配信状況もここで分かります。

申請者の情報、申請内容、添付書類(受給者証・臨床調査個人票・領収書の原本画像)を1つの画面で確認できます。画面上にも「閲覧専用(操作は国のマイナポータル管理画面で)」と明示しており、受付・差戻し・コメント登録などの操作は国の画面で行う運用です。添付書類は、申請時点の記録を表示します。

※実際の画面は、個別相談の際にトライアル環境で直接ご確認いただけます。表示されるのは、患者本人が申請・同意した範囲の情報のみです。
独自の受付経路を新しく作るのではなく、国の電子申請基盤と組み合わせて動く設計です。正式な受領は国の仕組みで行われ、当社の自治体コンソールは、それを見やすくするための参照画面です。
自治体が住民情報を取り込む設計ではありません。患者本人が申請・登録し、同意した範囲だけを共有します。
患者情報の保管・処理には、政府のセキュリティ評価制度(ISMAP)に登録されたクラウドサービス(Google Cloud)を利用。暗号化・アクセス制御・個人情報と医療情報の分離管理を設計しています。マイナンバー(個人番号)は収集・保持しません。
職員が誰がいつ何を確認したかを記録し、パスキーによるアカウント管理と合わせて運用します。
※紹介であり、デジタル庁による認定・推奨・監修を意味するものではありません。
まずは情報交換から。予算措置は不要なので、更新事務の実情にあわせて、無理のない範囲で進められます。
更新事務の実情や、小さな困りごとをお聞かせください。意思決定は不要です。
トライアル環境で実際の画面をご確認のうえ、更新申請の一部からお試しいただき、効果を一緒に確認します。もちろん無料です。
効果を確かめながら、対象や使い方を広げます。本格利用も無料です。
更新申請のオンライン化について、患者側・職員側の画面をご覧いただきながら、ご担当の事務に合わせた使い方をご説明します。開発中の構想段階だからこそ、ご担当の業務の実情やご要件をお聞かせください。伺った内容をもとに、現場に合う形へ最適化していきます。費用はかかりません。予算化の手続きが不要なので、いつでもご相談いただけます。